バイアル(VIAL)とは、注射剤を入れる容器の一つで、日本薬局法では密封容器に分類されます。バイアルは管瓶(バイアル口、ネジ口)とも呼ばれ、ホウ珪酸ガラス(ホウ珪酸-硬質ガラス)を金型を用いずに火加工で成型します。自動瓶(ソーダ石灰ガラス)を製造する火加工温度よりも低温で作成可能なため、アルカリ成分の溶出が比較的少ない状態で製造することが可能です。バイアルは酸素などのガス透過性はなく、酸化を防ぐことができるので一般的な注射容器に使用されています。近年では、薬剤を安定させるためにバイアルからの溶出物を減らす低アルカリ処理バイアルや薬剤の吸着量を減らす低吸着バイアルのガラス容器が求められています。岩田硝子工業では、独自の成型技術で低アルカリ処理を実現したIRAS処理バイアルやシリカコート、サルファー処理、シリコンコーティング等様々な特殊加工にも対応致します。ネジ口のバイアルの製造も可能です。
岩田硝子工業では、国内で初めてアンプル・バイアルの製造に着手しました。以来100年間培った製造技術で高品質なバイアルを安定的に御納めることを心掛けています。
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